派遣社員とは
派遣社員とは派遣会社に在籍して実際に業務を行う会社に派遣されて働く社員のことを言います。
例えば✖✖派遣会社のA君が〇〇物流会社で派遣社員として働くとします。この場合A君は〇〇物流会社の中で業務をすることになりますが、〇〇物流会社の社員ではありません。あくまでも✖✖派遣会社の社員です。
派遣社員が働くと〇〇物流会社から✖✖派遣会社へ派遣料が支払われます。それが派遣社員の給料になります。
〇〇物流会社はなぜ✖✖派遣会社と契約するのでしょうか。それは人件費削減です。
あなたが社長ならボーナスをたくさん払わないといけない正社員を雇うより、ある程度だれでもできる仕事なら派遣社員に働いてもらったほうがその分利益がでます。
それにA君と直接契約書を交わしていないので、仕事が減ったらすぐに辞めてもらうことができます。
こうした社長側にメリットがあるのが派遣社員です。
では派遣社員のメリットはなんでしょうか。メリットは以下です。
・クビになりやすい反面、職場が嫌ならある程度すぐ辞めることができる。
・辞める意思を上司に伝えるのは最初営業担当がしてくれる
・正社員のように管理職にならなくてすむ
などです。やりたいことを見つけるためにまず派遣で色々な企業を見てみるのもいいかもしれません。
派遣会社には2種類の形態があります。
①派遣会社に登録して派遣社員として働く
②正社員として派遣会社に雇われて派遣社員として働く
①は派遣会社と契約はしますが、時給で労働して働いた分しか給料はもらえません。
②は派遣社員として企業に派遣されますが、派遣社員の正社員なので固定給+残業で給料が支払われます。ボーナスもでます。
どちらが稼げるかは派遣される企業で変わるので一概には言えません。①でも残業が多い会社に派遣されれば②より稼げることもあります。
①のメリット
・派遣会社の営業担当の人が親切に派遣先会社のことを教えてくれることです。営業担当の人はたくさんの人を企業に紹介して、できるだけ長く働いてもらいたいのでいろいろと教えてくれます。聞きたいことがあったらどんどん聞いた方が得です。
・派遣先が自分に合わなければ、ある程度すぐやめることができる。
営業担当に電話してそれを伝えると対処してもらえる。※派遣社員は辞めたいときに直接派遣先の上司にそれを伝えてはいけません。派遣会社から連絡をとってもらいましょう。
・派遣会社に登録しながら他に正社員の仕事を探すことができる。
①のデメリット
・仕事が減ると契約を切られる
・仕事を休むと給料が減少する
②のメリット
・仕事を休んでも基本給は支払われる
・ボーナスがでる
②のデメリット
・仕事が減ると契約を切られるのは①と同じ
・営業担当が親身に相談に乗ってくれない。派遣先のことを詳しく教えてくれない
・派遣先を自分で自由に選べない。ある程度会社の意向に沿わないといけない
・別の派遣先で人手が足りないとヘルプに行かされることがある
②は給料は安定しているかもしれないが、デメリットも大きいです。
インターネットで派遣会社のことをよく調べてから行動しないとあとで後悔することになります。
必ずよく調査してから就職活動をするようにしましょう。